こーじの日常ブログ

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「どっこい」の由来

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こんな日本昔ばなしがあります。

 

昔、日本で仁王という力持ちの男がいました。

 

その男は日本に自分より強いやつはおらんと

思っておりました。

 

そんな時、仁王よりももっと強い

中国でどっこいという力持ちがいる

と噂が広がります。

 

仁王はそんなはずがないと力比べをしに中国(唐)

へ向かいます。

 

行きの船に乗った時旅の僧に中国に行くなら

これを持ちなさい役に立つぞとヤスリを渡されます。

 

ヤスリを持った仁王は途中荒波に揺れながら中国に

着きます。

 

仁王はどっこいはどこだと村の人に聞くと

どっこいは出かけておると言われ待つことに。

 

中国の村の人には確かに大きいけど

今日限りの命と言われておりました。

 

今まで自分より強いという男のことなど

聞いた事もない仁王はだんだん心配になります。

 

そんな時山の向こうからドスンドスンと大きい音

が聞こえます。

 

あの音は何だと聞くと仁王が帰ってくると

言われます。

 

だんだん近づいて足おとが大きくなると

怖くなり仁王は船に乗り逃げます。

 

帰ってきたどっこいは村の人に話を聞くと

走って追っかけます。

 

もう結構進んでいた仁王を鎖で引っ掛けて

引っ張ります。

 

だんだんどっこいの方へ近づく仁王は焦ります。

 

そんな時、旅の僧に貰ったヤスリを思い出します。

 

必死で鎖を切り離そうとヤスリで擦ります。

 

何とか切り離すことができた仁王は無事日本へ

帰ることが出来ました。

 

ヤスリのことなど知らないどっこいは

ヤスリを引きちぎる仁王というやつはなんていう

男なんだと村の人に話します。

 

仁王は村の人にどっこいのことを話します。

 

そこから重いものを持ち上げるとき

日本は

どっこい

中国は

ニオウ

と言うようになりました。

 

というお話です。

面白いなと思いました。

たまに面白い話を書いていこうと思います。

 

長くなりましたが最後までありがとうございました。